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2012.04.28 Sat

紀の国の五月

新緑の美しい季節になりました
郊外に出かけると、様々な緑が、えもいわれぬハーモニーをつくりだしています。




こんな時いつも思い出すのは
佐藤春夫の詩です。

紀の国の五月なかばは
椎の木のくらき下かげ
うす濁るながれのほとり
野うばらの花のひとむれ
人知れず白くさくなり、
佇みてものおもふ目に
小さなるなみだもろげの
素直なる花をし見れば 恋人の
ためいきを聞くここちするかな。

柳の芽はやはらかく吐息して
丈高くわかき梧桐はうれひたり
杉は暗くして消しがたき憂愁を秘め
椿の葉日の光にはげしくすすり泣く

ふといづこよりともなく君が声す。
百合の花の匂ひのごとく君が声す。

なげきつつ黄昏の山をのぼりき。
なげきつつ山に立ちにき。
(後略)

ためいき 佐藤春夫「殉情詩集」より

恋の歌なんですが、最初のフレーズに魅了され、紀の国の五月を見にいきたいと、電車で和歌山にいったことがありました。
その結果はどうだったのか忘れましたが、きっと詩以上の光景はなかったのでしょうね。
今でも紀の国の五月に憧れています。
Category: 自然な話 Comments (3) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:

こんな緑に包まれていたら、心も身体も癒されそう!!
緑はいいですよね~
上は実家の荒れた庭で、下は横の道なんです。
いいでしょ?
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